「うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史1巻」を読んだ
この前実家に帰った時、父が部屋の片付けをしていて、要らない古本をまとめてブック〇フへ出そうとしていた。
欲しいやつがあったらあげる、と聞いたので物色していたところ、実に面白そうな本があった。
うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈1〉―庶民の時代・昭和→大正→明治 (ノン・ブック)
- 作者: 樋口清之
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 1986/11
- メディア: 単行本
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30年前の者とは思えないほど綺麗な本
発売日はかれこれ30年前のものだ。
全4巻あり、全て揃っていた。
父は当時この本をどこまで読んだのかと聞けば、「さぁ、あまり覚えていない」とのこと。
ただ、2~4巻は異様に綺麗だったので、「これ、読んでないんじゃ・・・?」と聞くと、「出ればとりあえず揃えるんだよ」とコレクター発言をかまされた(笑
うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史
1巻を読破するのに3か月(読むの遅すぎ)ぐらいかかったが、内容は面白いものだった。
本書でも触れられているが、この本のスタンスは現代から歴史を遡った方が歴史は分かりやすいということ。
歴史の教科書を見れば分かるが、序章は決まって言葉も話せなかったころの人間の時代から始まる。
しかし、450万年前のことを想像するのと、1年前のことを想像するのと、どちらがイメージが湧き易いだろうか?
当然、後者だろう。
あとは、1年前が分かれば10年前、10年前が分かれば100年前、という風に遡っていくのである。
これなら、現代にあるものが過去はどうであったのか、イメージが湧き易くなる。
本書の強みは、現代のこれは過去のこれ、という具合に歴史を非常に身近なものとして感じられるということだ。
逆・日本史とは、歴史を理解するためのとても面白い試みであると感じたのだった。
果たして2~4巻を完全に読破するのはいつのことになるだろうか・・・
つまらなくて遅くなってるわけじゃないんだよ決して、本当に面白いからね!!