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Orokaのブログ

好きなゲームのことと、日々思うことを綴るブログです。

給料アップは手放しで喜べない?

働き方 生活

「給料が上がる」ということについて、思うことがあります。

 

例えば、あるサラリーマンが手取りで月に20万円稼ぐとします。

20万円であれば、一人暮らしのサラリーマンが十分に食べていける給料でした。

この仕事が特に好きというわけではありませんが、運良く就職できて、特に難しい業務でもなく、ストレスをあまり感じなかったので働き続けました。

 

サラリーマンは、特筆するような趣味もなく、目立つような贅沢はしませんでした。

最近買った一番大きな買い物はスマートフォン

性能と価格から、コストパフォーマンスを見てちょうど良いものを購入しました。

値段は2万円、格安モデルの中でも評判のいい物でした。

 

月々の出費は、

賃貸の家賃と光熱費 8万

食費 3万

交際費 1万

その他生活費 2万

 

合計 14万円

 

毎月約6万円は貯金して、将来のために残しておきました。

年に70万近く貯金できました。

 

そんなときに、このサラリーマンの運命の分かれ道にたどり着きます。

職場の上司に真面目な仕事ぶりが評価されて、管理職への昇進をすすめられたのです。

昇進すれば手取り給料は、+15万の35万円になります。

サラリーマンは、チャンスだと思いました。

しがないサラリーマンでも、真面目にやれば昇進して、もっと稼げるんだと思いました。

 

サラリーマンは昇進することを選びます。

手取り月給は35万円。

これで、今よりもさらに安定した生活が出来る、と思いました。

 

二ヶ月後・・・

 

管理職となったサラリーマンの、月々の出費を見てみましょう。

賃貸の家賃と光熱費 8万

食費 5万

交際費 7万

その他生活費 9万

 

合計 29万円

 

毎月約6万円は貯金して、将来のために残しておきました。

年に70万近く貯金できました。

 

ん・・・?

貯金額はなんと、手取り20万円のときと同じです!

 

一体なぜでしょうか?

 

二ヶ月間に、サラリーマンの身に一体何があったのか、見ていきましょう。

 

管理職についたサラリーマンに待ち受けていたのは、新しい管理という業務の洗礼でした。

口べたなサラリーマンにとって、言うことを聞かない部下は、頭を悩ませる要因でした。

加えて、上手く業績が上がらずに上層部から叱責を喰らう始末。

管理職という慣れない業務でも、上手く自分の力が発揮できませんでした。

 

サラリーマンは、必死に勉強しました。

ビジネス書を大量に購入し、管理することの心得や、部下の育成方法を勉強しました。

ビジネスセミナーにも通いました。

仕事終わりには毎日、繁華街に繰り出し、チームの部下に飲食代をおごりました。

これもチームの士気を上げるために必要なことでした。

 

そんな毎日を送っていて、休日はぐったりとしていました。

しかし、寝ているだけでは仕事の疲れは取れませんでした。

何か、楽しいことをやってみよう。

静かに過ごしていると、仕事のことを思い浮かべてしまう様になっていました。

そんな疲れも一瞬で吹き飛ぶような、楽しく、刺激の強いことを探しました。

仕事の憂さや疲れなんて吹き飛ばしてやろうと考えたのです。

 

そんな中で出会ったのが、お酒とタバコでした。

お酒は理性を失わせますが、そのおかげで仕事のつらさを忘れられたのです。

タバコは、つらい仕事のことなんてどうでも良くなるぐらい、大きな快楽をもたらしました。

加えて、食事の量もどんどん増えていきました。

食べているときは美味しいという感情が、仕事を忘れさせてくれます。

間食が増えていきました。

 

こうして、サラリーマンの出費は、膨れ上がったのです。

 

大きな給料には、必ず大きなプレッシャー・責任が付きまといます。

責任が給料に反映されている、だからこそ給料の額が上がるのです。

もちろん、今回例に出したサラリーマンの様に、ひたすら仕事に追われる人もいれば、強いプレッシャーを受けても何ともない強い人もいるでしょう。

しかし、私が思うことは、つらさを感じるから、それを消すためにより大きな快楽が必要になり、欲望に振り回されてしまうのでは、と思うのです。

このサラリーマンが、本当に幸せで、自分の望んだ人生を歩んでいると言えるでしょうか?

お金のことや、楽しみのこと、周りにいる人達のこと、総合的に考えて本人が満足出来るなら、初めてその人は幸せだと言えるのではないでしょうか?

 

世間体など、私たちは気にしなければいけないこと(本当はしなくてもいいこと)が多過ぎるのだと思います。

人それぞれの望み通り、スモールに生きたい人はスモールに、ビッグに生きたい人はビッグに、多様性が認められる世の中こそが、人が生き易い世の中なのだと思います。

 

 

ご閲覧ありがとうございました(^^)